2014年9月17日水曜日

llvm3.5が出てたのでMBAにllvm/clang環境再構築(何度目

LLVM 3.5リリース

参照:http://lists.cs.uiuc.edu/pipermail/llvm-announce/2014-September/000055.html
い ま さ ら 感。2014.9.4くらいにリリースされてた。

LLVMプロジェクトの各ホームページを見るといくつか更新があるようだ。libc++とlibc++abiにも更新が!
前回(3月かよ)はミスや勘違いいろいろあったし、そもそもライブラリのリンクを十分に理解してなかったようなのでもう一度やり直す。

2014年6月12日木曜日

C++11で型がIteratorであるか調べるis_iterator

きっかけはSFINAE

スカラーまたは範囲に対して、同様の操作をそれぞれ定義したいと思った。 もちろんオーバーロードによって同様の関数名として定義したい。 範囲に対する操作を定義するときは、C++標準に倣うとIteratorを使うことが多いので、次のようなコードだ。

template<typename Tin, typename Tio>
void add(Tin first, Tin last, Tio io)
{
  if(first != last)
  {
    *io += *first;
    while(++first != last)
      *++io += *first;
  }
}

template<typename Tio, typename T>
void add(Tio first, Tio last, T v) // error: redefine
{
  if(first != last)
  {
    do
    {
      *first += v;
    }
    while(++first != last);
  }
}

関数のシグネチャが同一なので再定義になっておりコンパイルできぬ。 では3つめの引数の型で呼出を切り替えるようなSFINAEにしてみよう。 これが、思ったよりは簡単でなかったという話。

2014年5月30日金曜日

C++11でis_swappableを実装したかった

型特性を調べる

ヘッダファイル<type_traits>をインクルードすると、標準ライブラリによって型特性を調べることができるようになる。std::is_sameとかstd::is_constructibleとか。 大体のものはそれだけで事足りるが、今回はある型がSwappableかどうか確認したくなったので実装してみようと思った。

2014年4月29日火曜日

C++14の関数戻り値型推論をC++11で模擬【可変長引数マクロ】

C++14で導入予定の関数戻り値型推論

参考:http://faithandbrave.hateblo.jp/entry/20130501/1367396895

C++11でも楽したい

Webを眺めていると、C++14がすでに標準の世界であるかのようにも見えてしまう。 しかし現在の標準はやはりC++11だし、多くの人はまだC++03を書いている。気がする。

C++03に比べれば、C++11では快適にコーディングできる。断然楽だ。C++14は、もっと楽そうだ。

戻り値型の指定

C++で普段からinlineな関数ばかり書いていると、戻り値型の型指定がとてもしんどい。 typedef構文なしでは生きていけないC++03は、もはや使うことも難しい(個人の感想です)。

C++14ではラムダ式のように、一般関数にも戻り値型推論の機能が備わるとのことで待ち遠しい。 茶を飲みながら待つにはまだ少々長い時間がかかりそうなので、C++11の枠内でなんとかならないか考えてみた。

2014年2月9日日曜日

MBAでllvm/clang環境構築をやり直した(が失敗した

一からやり直す

以前のclangでclangをビルドするのにいろいろ手こずっていたら、最初からやりなしたくなった。

2014年1月23日木曜日

MBAにlibc++ with libc++abiを構築してみる

まずはlibc++abiをば

参照:http://libcxxabi.llvm.org/

注意

libc++abi is known to work on the following platforms, using clang.
  • Darwin
WindowsやLinuxはお帰りくださいとな… libc++rtとかもあるし、これにこだわる必要ないよ。

svnでlibc++abi最新版を拾ってくる

cd ~/Projects
svn co http://llvm.org/svn/llvm-project/libcxxabi/trunk libcxxabi

ビルドする

"TRIPLE=-apple-"は林檎の国のおまじない。

cd libcxxabi/lib
TRIPLE=-apple- ./buildit

じゃあlibc++を入れよう

参照:http://libcxx.llvm.org/

svnでlibc++最新版を拾ってくる

cd ~/Projects
svn co http://llvm.org/svn/llvm-project/libcxx/trunk libcxx

ビルドする

そうだね、CMakeだね。 ここでは前回構築したClangを使ってみる。 なお、libc++abiでは前回構築したClangを使ってビルドすることができない。

mkdir libcxx/build
cd libcxx/build
CC=~/Projects/llvm/build/bin/clang CXX=~/Projects/llvm/build/bin/clang++  \
LD_LIBRARY_PATH=~/Projects/libcxxabi/lib:$LD_LIBRARY_PATH \
cmake -G "Unix Makefiles" -D LIBCXX_CXX_ABI=libcxxabi \
-D LIBCXX_LIBCXXABI_INCLUDE_PATHS="$HOME/Projects/libcxxabi/include" ..
make -j5

インストールはせぬ

次はもう一度llvm/clangをビルドしよう。

2014年1月19日日曜日

BloggerにSyntaxHighlighterを導入してみる

まずはテーマ決め

レイアウトとテンプレートを決める。好きにすればいい。 個人的には緑が好きなので、白基調緑アクセントな感じで。 眼が疲れないのがいいよ。

2014年1月18日土曜日

MBAにllvm/clang環境を構築してみる

まずは入手

参照:http://clang.llvm.org/get_started.html#build

svnでLLVM最新版を拾ってくる

cd ~/Projects
svn co http://llvm.org/svn/llvm-project/llvm/trunk llvm

svnでClang最新版を拾ってくる

cd llvm/tools
svn co http://llvm.org/svn/llvm-project/cfe/trunk clang

ついでにextra Clang Tools最新版も

cd clang/tools
svn co http://llvm.org/svn/llvm-project/clang-tools-extra/trunk extra

つづいてCompiler-RT

cd ../../../projects
svn co http://llvm.org/svn/llvm-project/compiler-rt/trunk compiler-rt

さあビルドだ

参照:http://llvm.org/docs/CMake.html

ビルドディレクトリを作る

cd ..
mkdir build
cd build

せっかくだからCMakeを使ってみる

cmake ..
make -j5 #コア数+1がよいって噂

インストールはせぬ

次はlibc++をインストールしよう